金沢文庫芸術祭が終わったということは先日お知らせいたしましたが、
今日はもうちょっと詳しくその日に起こったことを書こうと思います。
いろいろ誤解があるとまずいので、よーく整理して書きます。
当日の経験は僕にとっても良い経験になりました。
これからの僕の作り手としての姿勢を改めて感じさせる出来事もあったのでそのあたりを書こうと思います。
今回、居留地にも行ったことがなく、ラコタの人も全く知らない僕が、堀江氏のご協力を受けてラコタの作品を展示させて頂き、ラコタ族というインディアンを紹介させて頂きました。
そんな中、ホピ族のルーベンさんが僕らのブースにお越しくださって、展示してあったドラムで唄を歌ってくれました。
唄の内容は僕にはよくわかりませんでしたが、一言で言うと感動しました。
きっとあのドラムに引き寄せるものがあったんだと思います。
そして、体に響き渡るドラムの音と、綺麗で流れるようなホピの唄。
まるでかの地で聞いているような錯覚すら覚えました。
僕にとっては特別なこと、しかし彼らにとっては長年受け継がれてきた普通の事なんだと思います。
だってすべてが自然に違和感なく流れるような唄でした。
こんな経験が出来たことに感謝です。
そして、ルーベンさんと堀江氏の作品のトレードがありました。
堀江氏は自らの経験や知識を作品を売るための宣伝に一切使用せずに、作る作品にすべてを込めてその作品だけで勝負するアーティストです。
お互いの作品を見る二人はインディアンも非インディアンも関係なく、良い作品は良いと言えるなんとも素晴らしい光景でした。
僕らもただ単純に良いと思われる作品を作りたいと強く思いました。
お二人のすごいアーティストに交じって僕のすごい話もちょびっと
その後ルーベンさんの写真を撮るという大役を任されたんですが、その時流暢な日本語ではいチーズ!っといってしまった僕もある意味すごいんではないかと・・・
と、いろいろな経験が出来た今回のイベントでしたが、こういったイベントで様々な先住民文化やアートに興味を持ってくれた方々も決して表面的な精神論のみを唱えて、それをファッション的なアイテムにするのではなく、表も裏も良く理解し物事の本質を知るという事が、このイベントの本来の趣旨だと思うし、それが皆さんに浸透すればもっともっと良い方向に進んでいくのではないかな~っと思った今回のイベントでした!
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