本日ご紹介するのはディアスキンショルダーバックになります。
ディスキンでビーズワークが入っているバックなので、ビーズワークの部類に入るのでは?
と思われる方もいらっしゃると思いますが、作業の割合的に僕の方が多かった点と、ビーズワーク作品はおおよそブレインタンで制作しているのでがこのバックはケミカルタンを使用した点でこちらでご紹介することと致しました。
モチーフとしましては70年代に存在していたレザーブランドのバック。
それを僕らが作ったらというテーマで制作致しました。
なぜ70年代か?というと、僕はこの70年代に生まれ、まだ物心がつく前の年代でありましたが、世の中はヒッピームーブメントが広がり、自然への回帰が世界中に波のように広がり、その波は先住民族やマイノリティがアイデンティティを取り戻す為の運動にまで発展した時代でした。
そういう時代の中で、いろいろなアートやクラフトが生まれました。
もちろんレザークラフトもその例外ではありませんでした。
その年代のバックやジャケットは、僕が今テーマにしているインディアンクラフトと現代アイテムとの融合を高いレベルで実現し、現代でも通用するような個性的かつ斬新なアイテムを数多く生み出しました。
しかしながら、今現在、現存するブランドは僕の知り限り皆無で、そういったアイテムが新品で見られる機会は残念ながら無くなってしましました。
そういう状況の中で何か形に出来るものは無いかと考え、完成したのがこの作品でした。
モデルとしたバックは革にエアブラシを入れるという手法で制作していましたが、ただのサルまねでは面白くない、僕らはビーズワークでその色合いを表現しました。
モデルになったバックを細部まで見ながら制作しましたが、今まで僕が作ってきたディアスキンバックとは比較にならないほど手が込んでいて、ひとつひとつ唸りながらの制作でしたが、とても為になった作業だったことは言うまでもありません。
ということで当時のバックに僕らのニュアンスを付けくわえて形になったこのバック、本日サイトの方にupしましたので、ご興味のある方はご覧下さい。
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本日も頑張っていきましょう!
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