今日はバッファローシリーズのトリを務めるハーフウォレットのご紹介です。
以前のバッファローレザーシリーズで経緯は散々語りましたので、今回は無しということで。
元々僕の作っている作品は額に入れて飾っておくような美術品でもないし、御利益のあるお守りでもありません。
ガンガン使って頂いてナンボのただの日用品。何の変哲もないお財布です。
お客様はこの財布を見て、デザイン、使い勝手を確認し、お値段と折り合いがつけば購入して頂く。
その後お客様がそのお財布にいろいろな思い出を焼き付けて行って頂く。
それ以上でもないしそれ以下でもありません。
ただ、日常使って頂くなかで、革の肌触りなどから、このバッファローが肌で感じていたアメリカの大平原の風や、この歯で食べていただろう草の香りなんかを少しでも感じとってもらえたらいいな~なんて思っています。
決して難しい事ではなく、財布というアイテムから少し思いを巡らせて想像力を掻き立てられる、そんな作品作りというのが僕の目指す所なんです。
そしてそのテーマが少しだけ形になったのがこのお財布です。
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